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プニート・アガワル,デルロイ・ウィリアムソン,アショク・パテール(上段,左から右へ)
マーク・スレガー,ヨウニ・パルム,青木浩志(下段,左から右へ)

2020年7月10日
グローバル・ニュース

前の週に続き6つの言語で聖書が発表される

前の週に続き6つの言語で聖書が発表される

前の週に続き,エホバの証人は6つの言語で聖書を発表しました。2020年7月4日にビスラマ語とオロモ語の「新世界訳聖書」が発表され,翌5日にラトビア語とマラーティー語の「新世界訳聖書」,ベンガル語とカレン語(スゴー方言)の「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」が発表されました。録画された話の中で,これらの聖書の電子版が発表されました。兄弟姉妹は,この特別なプログラムをテレビやインターネットを通して視聴し,エホバからのプレゼントを受け取りました。みんな大喜びでした。

ビスラマ語

フィジー支部委員会で奉仕するマーク・スレガー兄弟が,ビスラマ語の改訂版「新世界訳聖書」を発表しました。バヌアツの兄弟姉妹はビスラマ語で行われた話を楽しむことができました。話はビスラマ手話にも通訳されました。

2つの翻訳チームが3年余りかけて聖書を翻訳しました。1人の翻訳者はこう言っています。「兄弟姉妹は,この改訂版の『新世界訳聖書』が気に入ると思います。読みやすいですし,スペルも普段の話し言葉に合わせています。みんなが真理をさらによく理解できると思います」。

ビスラマ語を話す700人以上の伝道者は,この改訂版聖書を使って個人研究や宣教をいっそう楽しむことでしょう。

オロモ語

エチオピア支部委員会で奉仕するデルロイ・ウィリアムソン兄弟が,オロモ語の「新世界訳聖書」を発表しました。合計1万2548人の兄弟姉妹がこのプログラムを視聴しました。その中には,オロモ語を話す2000人の伝道者が含まれています。

多くの兄弟姉妹がインターネットを利用できないため,統治体は録画された話をテレビで放送することを承認しました。兄弟姉妹は電話で話を聞くこともできました。

5人の翻訳者が5年かけて翻訳を行いました。この聖書は,オロモ語を話す多くの人に真理を伝える上で大いに役立つでしょう。

ラトビア語

ラトビア語でも「新世界訳聖書」が発表されました。翻訳は12年かけて行われました。ラトビアにある,ラトビア語とロシア語の会衆の兄弟姉妹がプログラムを視聴しました。

フィンランド支部委員会で奉仕するヨウニ・パルム兄弟が聖書を発表しました。兄弟はこう言います。「ラトビア語を話す皆さんに,読みやすい,現代語に訳された聖書を発表できるのは喜びです。皆さんが神の言葉の研究と黙想をいっそう楽しむことを願っています」。

翻訳チームの1人は,新しい聖書のリサーチ機能についてこう言っています。「この新しい聖書には,スマホのように便利な機能がたくさんあります。深い個人研究や黙想をするために,いろいろな使い方ができます」。

マラーティー語

インド支部委員会で奉仕するプニート・アガワル兄弟が,マラーティー語の「新世界訳聖書」を発表しました。インドにあるマラーティー語会衆の兄弟姉妹が話を視聴しました。

6人の翻訳者が3年かけてマラーティー語への翻訳を完成させました。翻訳チームの1人はこう言っています。「この翻訳は,親が子供を教える時や兄弟姉妹が人々に真理を教える時,特に役立つでしょう」。

別の翻訳者はこう言っています。「神の名前エホバが,原文のもともとあった箇所に復元されているので,とてもうれしいです。この聖書を読む人は,ほとんど全てのページでエホバの名前を目にします。エホバの名前が高められ,賛美されます」。

インド中部では,マラーティー語を話す人が8300万人以上います。

ベンガル語

インド支部委員会で奉仕するアショク・パテール兄弟が,ベンガル語の「クリスチャン・ギリシャ語聖書」を発表しました。インドとバングラデシュの1200人以上の伝道者がプログラムを視聴しました。

ベンガル語を話す人は2億6500万人以上います。話す人の数が世界で7番目に多い言語です。大多数の人にとって分かりやすい翻訳にするため,インドとバングラデシュのさまざまな地方出身の翻訳者が協力して働き,3年でプロジェクトを完成させました。

パテール兄弟は話の中でこう述べました。「インド語派言語の中で,聖書が翻訳されたのはベンガル語が初めてです。ギリシャ語聖書全体の翻訳が出版されたのは1801年のことです。この聖書の優れた点は,神の名前を『エホバ』と適切に訳していたことです。でも最近の翻訳聖書では,神の名前の代わりに『主』という称号が使われてきました。正確で読みやすい聖書は以前から必要とされていましたが,今回発表された『クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳』は,まさにその必要を満たすものです」。

翻訳チームの1人はこう言っています。「この翻訳聖書は,エホバ神があらゆる言語や背景の人を愛している証拠です。エホバは,ご自分とご自分の子イエス・キリストについてみんなに知ってほしいと思っているのです」。

カレン語(スゴー方言)

ミャンマー支部委員会で奉仕している青木浩志兄弟が,カレン語(スゴー方言)の「クリスチャン・ギリシャ語聖書」を発表しました。6つの会衆と4つのグループで奉仕する510人の兄弟姉妹がプログラムを視聴しました。

カレン語(スゴー方言)の翻訳プロジェクトは1年余りで完了しました。翻訳チームの1人はこう述べています。「兄弟姉妹や一般の人たちは,カレン語(スゴー方言)の聖書を読んで喜ぶと思います。エホバの名前を復元し,現代の言葉を使っているからです。明快で,正確で分かりやすいです。この素晴らしいプレゼントを下さったエホバに感謝しています。心に響く言葉で書かれているので,エホバともっと親しくなれると思います」。

別の翻訳者はこう言っています。「『新世界訳聖書』は普段使っている言葉で書かれています。ですから,聖書中の人物の気持ちを理解し,情景をイメージし,彼らの信仰に倣いやすくなると思います」。

私たちは,聖書を受け取った兄弟姉妹と共に喜んでいます。今回発表された6つの言語の聖書は,兄弟姉妹がこれからもエホバと親しくなり,真理を伝える大きな助けになるでしょう。(ヨハネ 17:17