良よいマナーを示しめすと，生せい活かつの中なかの3つの分ぶん野やで良よい変へん化かが起おきます。

1.   評ひょう判ばん。ほかの人ひとにどう接せっするかであなたの印いん象しょうが大おおきく変かわります。礼れい儀ぎ正ただしく振ふる舞まうなら，しっかりしていて責せき任にん感かんのある人ひとと見みてもらえるようになり，周まわりの人ひとからも同おなじように礼れい儀ぎ正ただしく接せっしてもらえるでしょう。でも，不ぶ作さ法ほうだと，自じ分ぶんのことしか考かんがえていない人ひとと思おもわれて，就しゅう職しょくなどのチャンスを逃のがしてしまうかもしれません。聖せい書しょも，冷れい酷こくな人ひとは自じ分ぶんの身みに不ふ名めい誉よを招まねくと述のべています。―箴しん言げん 11:17。

2.   友とも達だちとの関かん係けい。「愛あいを身みに着つけなさい。それは結けつ合ごうの完かん全ぜんなきずななのです」と聖せい書しょはアドバイスしています。（コロサイ 3:14）この言こと葉ばは，友とも達だちとの関かん係けいによく当あてはまります。礼れい儀ぎ正ただしい人ひとや親しん切せつな人ひとには引ひき付つけられるものですが，不ぶ作さ法ほうな人ひとや感かんじの悪わるい人ひととは一いっ緒しょにいたいと思おもわないはずです。

3.   人ひと々びとの反はん応のう。ジェニファーという若わかい女じょ性せいは，「いつも礼れい儀ぎ正ただしくしていれば，不ぶ作さ法ほうなことばかりしている人ひともあなたに対たいする態たい度どを改あらためるかもしれません」と述のべています。もちろん，あなたが不ぶ作さ法ほうであれば，そうした変へん化かは望のぞめないでしょう。聖せい書しょには，「あなた方がたが量はかり出だしているその量はかりで人ひとはあなた方がたに量はかり出だすでしょう」とあります。―マタイ 7:2。

 まとめ: 人ひととかかわらないで生いきてゆくことはできません。他たの人ひとにどう接せっするかで，人ひとからどう見みられ，どう扱あつかわれるかが決きまります。ですから，マナーを守まもるのは本ほん当とうに大たい切せつなのです。

1.   自じ分ぶんのマナーをチェックする。こう自じ問もんしてみましょう。『大人おとなに対たいしてため口くちで話はなしていないだろうか。ありがとう，すみません，どうぞ，という言こと葉ばをどれくらい使つかっているだろうか。ほかの人ひとと話はなしている時とき，メールしたりして，ちゃんと話はなしを聞きいていないことがあるだろうか。親おややきょうだいにも，それなりの礼れい儀ぎを示しめしているだろうか。家か族ぞくだからといってマナー違い反はんをしていないだろうか』。

    聖せい書しょの言こと葉ば: 「互たがいを敬うやまう点てんで率そっ先せんしなさい」。―ローマ 12:10。

2.   目もく標ひょうを決きめる。改かい善ぜんできそうな分ぶん野やを3つ書かき出だしてみましょう。例たとえば，15歳さいのアリソンの目もく標ひょうは，「話はなし上じょう手ずではなく聞きき上じょう手ずになる」ということです。19歳さいのデービッドは，家か族ぞくや友とも達だちと一いっ緒しょにいる時ときはメールをしないよう気きをつけています。「その人ひとたちに対たいして失しつ礼れいだからです。ほかの人ひとと話はなすほうがいいと言いっているようなものです」と述のべています。17歳さいのエドワードは，人ひとの話はなしをさえぎらないよう心こころがけています。先さきほど出でてきたジェニファーは，年ねん配ぱいの人ひとに対たいするマナーに気きをつけるようにしており，こう語かたっています。「以い前ぜんは，とりあえずあいさつだけして，あとは年ねん齢れいの近ちかい友とも達だちの所ところに行いく口こう実じつを考かんがえていました。でも今いまは，年ねん配ぱいの人ひとたちを知しるよう努ど力りょくしています。そのおかげでかなりマナーを改かい善ぜんできました」。

    聖せい書しょの言こと葉ば: 「自じ分ぶんの事ことだけに目めを留とめず……他たの人ひとの事ことにも目めを留とめなさい」。―フィリピ 2:4。

3.   進しん歩ぽを評ひょう価かする。改かい善ぜんしたいと思おもっている分ぶん野やでの自じ分ぶんの言げん動どうを，1か月げつの間あいだ，特とくに意い識しきしてみましょう。1か月げつ後ごに，こう自じ問もんできます。『マナーに気きをつけたことで，自じ分ぶんはどれくらい成せい長ちょうできただろうか。ほかにも努ど力りょくできる分ぶん野やがあるだろうか』。そして，次つぎの目もく標ひょうを決きめましょう。

    聖せい書しょの言こと葉ば: 「自じ分ぶんにして欲ほしいと思おもうとおりに，人ひとにも同おなじようにしなさい」。―ルカ 6:31。